ヒノキの優しい香りに満ちた 29坪の広々空間

　A邸の玄関を開けると、まず目に入るのが玄関ホールに採用した「ヒノキ」の床。美しい色合いと光沢を持つ、木肌の心地よい感触を楽しみながら奥に進むと、突き当たりに広がるのがＬＤＫだ。「部屋が広く感じるようにと、通常より10㎝リビングの天井を高くしているんですよ」とご主人。さらに、ダイニング・キッチンを勾配天井にすることで、より広々とした開放的な空間が実現されている。

　2階には彫金を趣味に持つ奥様のために、専用の作業スペースを確保。一方、仲間とお酒を飲むことが大好きなご主人には、玄関のすぐそばに来客用の和室を設けた。「客間ですが、畳に座るのが楽しみで、時々夫婦でのんびり過ごしています」と、和室はご夫婦のくつろぎの場にもなっているようだ。

「最初から延床30坪程度と考えていたので、狭くなるのは仕方がないと思っていたんです。ところが、和久田さんがいろいろ工夫してくれたおかげで、想像以上に広く快適な住まいになりました」と笑顔で語るご主人。本格的な和室の造りや内装の壁の角を丸く仕上げる仕事の丁寧さ、細やかさにも納得のご様子。実際に住んでみると、幅木や廻り縁などなかなか気がつかない部分まで配慮されていることが改めてわかったそう。

「アフターフォローも万全で、今後も安心・快適に住み続けることができます」という言葉からも、ご夫婦の満足度の高さがうかがえる。